おはようございます!今朝も元気にいつもより少し早く目覚め、静かな朝を迎えています。早朝の静かな時間大切にしています。元気に朝起きれるかどうか健康のバロメーターです。朝起きて腹筋運動と腕立伏せ、日記、ブログ、天声人語の打ち込みをやるのに丁度2時間かかります。毎晩飲みますので朝早い時はその分早く起きることになります。今はあまり無理せず出来るようになりました。早く目覚めたり、眠れない時は枕元の本を読みます。囲碁、古典、随筆種々の本を置いています。この中で一番馴染み、親しんでいる本は父の愛読書でした「菜根譚」です。分からなくても繰り返し繰り返し読んでいると少しずつその味が分かるように思います。著者の洪自誠は明の時代の人で様々な人生経験を経た方で、儒教、仏教、道教に裏打ちされた人生観を持ち、いかに生きるべきかを素晴らしい文章で語っています。嬉しい時、辛い時、悲しい時、行き詰まった時、失意の時等あらゆる場面で淡々と語りかけ、励ましてくれる愛読書です。当時は今のような情報化の時代ではないですが、自分を深く掘り下げ、時代、歴史、自然を深く見つめています。時代を超えての原理原則を教えてくれる本です。よく人間の奥底をしっかり見つめています。日々の生活をしていると思うように行かなかったり、どうにもならない時多々あります。こういう時菜根譚を読み返すと不思議なくらい心落ち着き、又不思議な元気出てきます。人生をあるがままに受け入れる気持ちも起きてくる本です。時間あると菜根譚を開くようにしています。目に入ったどこからでもすっと入って行ける世界です。必要な時必要な師に会うこと難しいですが本だとこれが可能です。父が「菜根譚」折りある度に読んでいた姿が目に浮かびます。辛いこと多かった人生だけにどれだけこの本から勇気をもらったことでしょう。素晴らしい本を伝えてくれた父に感謝しています。
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